【静かに進行する筋肉量の低下】あなたは気づいていますか?

ご覧いただきありがとうございます。
健康管理教室 walk on、健康運動指導士の平野太一です。

walk onコラム第47弾では、見過ごされがちな体の変化、「筋肉量の低下は静かに進む」というテーマでお届けします。


◆ その不調、筋肉が原因かもしれません

「階段がきつくなった」「背中が丸まりやすい」「最近すぐ疲れる」──
そんな変化を感じていませんか?

加齢のせいと思いがちですが、実はこれらは筋肉量の低下によって起きる変化である可能性が高いのです。


◆ データで見る、年齢とともに進む筋肉減少

筋肉は20歳前後をピークに、少しずつ減っていきます。

  • 30歳を過ぎると、年間1〜2%の割合で筋肉量が減少

  • 下半身の筋肉は特に落ちやすく、65歳以降はそのスピードが加速

  • 75〜79歳でのサルコペニア有病率は約22%、80歳以上では**男性32%・女性48%**にも上ります

  • サルコペニアを患うと、死亡リスクが男性で約2倍、女性で約2.3倍、要介護リスクは1.6〜1.7倍に上昇

(出典:J-Stage、日本医科歯科大学、五木田病院ラジオ)

つまり、筋肉の減少=老化の加速であり、日常の快適さや将来の生活の質にも直結する重大な問題なのです。


◆ 筋肉が減るとどうなるのか?

筋肉量の低下は、見た目だけでなく体の機能そのものに影響を及ぼします。

  • 疲れやすくなり、活動量が減る

  • 転びやすくなり、転倒→骨折→寝たきりのリスクが上昇

  • 姿勢が崩れやすくなり、腰痛・肩こりの原因にも

  • 筋肉の減少は代謝を低下させ、生活習慣病の悪化にもつながる

こうした悪循環を断ち切るためには、「筋肉を維持・強化すること」が不可欠です。


◆ 運動で筋肉は何歳からでも増やせる!

ここで朗報です。
筋肉は、年齢に関係なく鍛えることで増やすことができます。

  • 60〜72歳の方を対象に行われた12週間のトレーニングでは、膝を伸ばす筋力が227%もアップ

  • 厚生労働省の報告によれば、週2〜3回の筋力トレーニングで筋力・骨密度・身体機能の改善が見られるとのこと

(出典:Venus Comrade、厚生労働省レビュー)

つまり、「もう遅い」は誤解です。今からでも、遅くはありません。


◆ 今行動することで、未来が変わる

60代は体の変化を最も感じやすい時期です。
「まだ大丈夫」と思って何もしないままでいると、筋肉の減少は加速します。

一方で、今からでも適切な運動を始めれば…

  • 70代・80代になっても旅行や趣味を楽しめる

  • 孫と一緒に外で元気に遊べる

  • 自分の足で歩き続けられる

そんな未来が現実になります。


◆ 【まとめ】筋肉は「人生の資産」

筋肉は、貯金と同じように「今から少しずつ積み重ねていくこと」ができます。
今日から始める一歩が、将来の安心と自立した生活を支える大きな力になります。

「いつまでも自分の足で歩きたい」
その願いを叶えるために、一緒に筋肉の“資産づくり”を始めましょう。

【2025年の夏は危険レベル】熱中症を防ぐために今すぐできる対策

こんにちは。宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設・健康管理教室「walk on」代表、健康運動指導士の平野太一です。

毎年お伝えしている「熱中症対策」ですが、今年は例年以上に注意が必要です。
というのも、2025年の夏は**「過去にない危険な暑さ」**が予想されており、これまでの感覚で過ごすと体に深刻な影響が出かねません。

実際、30代の運動経験者でも倒れるほどの暑さが続いており、もはや「若いから大丈夫」とは言えない時代です。

そこで今回は、「正しい水分と塩分の補給方法」だけでなく、「見逃しやすい初期症状」についても改めて解説します。


◆ 熱中症とは?屋内でも起こり得る命に関わる症状

熱中症とは、体温調節がうまくいかなくなり、体温が異常に上昇してしまう状態です。
特に高温多湿かつ風の通らない環境では、室内であっても油断はできません。


◆ 熱中症の4段階とその症状をチェック

🔹1.熱疲労(初期段階)

  • 発汗が多くなる

  • 頭痛・めまい・吐き気

  • 身体のだるさや足の重さ、ふらつき

👉 この段階での早期対応がカギ。涼しい場所で休み、水分・塩分を補給すれば回復が見込めます。


🔹 2.熱痙攣(筋肉のけいれん)

  • 発汗によって塩分が失われ、筋肉がけいれん

  • 数秒~数分続くこともある

  • 経口補水液を飲み、静かに安静を保つことが大切です


🔹 3.熱失神(意識の異常)

  • 急激な血圧低下により、立ちくらみや一時的な意識消失が発生

  • 「一瞬意識が遠のいた」場合、すでに危険な状態です

  • 涼しい場所で横になり、速やかに水分と塩分を補給しましょう


🔹 熱射病(命にかかわる重症)

  • 体温が40℃以上に上昇

  • 意識が混濁し、皮膚が乾燥・呼吸異常・心拍の乱れが現れる

  • 迷わず救急車を呼ぶべき状況です


◆ 熱中症を防ぐための5つの習慣

✅ 1. 正しい水分と塩分の補給を意識する

  • 単なる水だけでなく、塩分と糖分を含むスポーツドリンクや経口補水液を選びましょう

  • お茶やコーヒーには利尿作用があるため、別に水や補水液を補うことが必要です

  • また、外出時にはゼリータイプの補水食品も便利です

  • さらに、一気飲みではなく、こまめに少量ずつ飲むことが基本です


✅ 2. 暑さを避けるための行動をとる

  • 日中の外出や運動はできるだけ避けましょう

  • 室内では冷房を我慢せず使用し、設定温度は28℃以下を目安に

  • 日傘・帽子・冷感タオルなどを活用して直射日光を避けることも効果的

  • 加えて、通気性の良い服装で体の熱を逃がす工夫も大切です


✅ 3. 「暑さに強い体づくり」は無理にしない

  • 体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」も必要ですが、無理は禁物です

  • 初夏のうちから、涼しい時間帯に軽く体を動かす習慣をつけましょう


✅ 4. 食事でミネラルと水分を補う

  • 水分とともに塩分・カリウム・マグネシウムなどのミネラルも重要です

  • 例えば、味噌汁・梅干し・バナナ・きゅうりなどをうまく活用しましょう


✅ 5. 高齢者や子どもは特に注意を

  • 体温調節が苦手な高齢者・乳幼児は特に注意が必要です

  • 周囲の大人が、こまめな声かけと体調チェックを行いましょう


◆ 【2025年の夏】最大のリスクは「大丈夫だろう」という油断

今年の夏は、これまでとは比較にならないほどの暑さです。
「自分は大丈夫」と思い込むことが、最も大きなリスクになります。

熱中症は、年齢や体力に関係なく、誰にでも起こり得る命のリスクです。
ただし、正しい知識と予防行動があれば、確実に防げる病気でもあります。


◆ 【まとめ】自分と周囲を守る行動を、今日から

熱中症を防ぐためには、「気づく力」と「備える意識」が何よりも大切です。
そして、自分だけでなく、家族や友人、地域の方々とも声を掛け合うことで、命を守る行動が広がります。

どうか今年の夏は、“これまで通り”ではなく、“新しい感覚”で過ごしてください。
無理せず、賢く、そして安全に。皆さまで猛暑を乗り越えましょう。

【冬の健康リスク】高齢者に多い「ヒートショック」の原因と対策

こんにちは。宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症予防に取り組む運動施設「walk on」代表、健康運動指導士の平野太一です。
12月に入り寒さが一段と厳しくなり、夏の猛暑が嘘のように感じられる今日この頃。
今回は、冬の高齢者に特に注意が必要な健康リスク「ヒートショック」について詳しくお伝えします。


ヒートショックとは?急激な温度差がもたらす冬の健康障害

「ヒートショック」とは、暖かい室内から寒い浴室やトイレなどへの移動によって、血圧や心拍数が急激に変化し、身体にショック状態を引き起こす現象です。
特に冬場、高齢者の入浴中の事故として多く報告されており、命に関わるリスクを伴います。


ヒートショックによって引き起こされる症状

以下のような症状が現れる可能性があります:

  • 失神・意識喪失(血圧の急降下)

  • 心筋梗塞(血流の阻害)

  • 脳卒中(血管の損傷)

  • 不整脈(心拍の異常)

これらはすべて、ヒートショックが原因で突然発症する恐れのある重大な疾患です。


ヒートショックのリスクが高い人は?

次のような方は特に注意が必要です:

  • 👴 60歳以上の高齢者

  • 💊 高血圧・糖尿病・動脈硬化などの持病がある方

  • 🛁 冬でも熱めのお風呂が好きな方

また、日本の住宅構造上、浴室や脱衣所の断熱性が低くなりがちで、リビングとの温度差がヒートショックを引き起こしやすい環境になっています。


【必見】ヒートショックを防ぐための5つの対策

1. 家全体の温度差をなくす

  • リビングだけでなく廊下・浴室・トイレにも暖房を使用しましょう。

  • 浴室暖房や脱衣所ヒーターの活用が効果的です。

2. 入浴前に浴室を温める

  • シャワーを使って事前に浴室を温めると温度差を軽減できます。

  • 浴室暖房がある場合は事前に稼働させましょう。

3. 入浴時の温度に注意

  • お湯の温度は40℃以下が理想。

  • 長風呂は避け、急に立ち上がらないよう注意。

4. 脱衣所の冷え対策と衣類の工夫

  • すぐに服を着られる準備をし、脱衣所も暖めておくと安心です。

5. 家族の協力

  • 一人暮らしでなければ、「今からお風呂に入るね」と声かけを

  • 安否確認にもなり、安心して入浴できます。


【まとめ】冬の入浴時には「ヒートショック予防」を習慣に

ヒートショックは、知識と備えがあれば防げる健康リスクです。
特に高齢者や持病をお持ちの方は入浴時の環境を整え、家族とも連携して安全に冬を乗り切りましょう

「walk on」では、運動だけでなく生活習慣全般から健康を支えるサポートを行っています。
体力や感覚機能の低下を防ぎたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

いつもご観覧ありがとうございます。  
宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、 健康管理教室 walk on 代表、 健康運動指導士 の 平野太一 です。

健康診断を受けられている方は多いと思いますが、受けて終わりにしている方が多い印象です。

問題なければ問題なかったで引き続き気をつければいいかと思いますが、問題だった点に関しては しっかり改善をしなければなりません。 薬などで治療をすることはできますが、まずは生活習慣など改善することから心がけましょう。

【健康診断の結果活用法】

健康診断を受けた後、その結果をどのように活用するかが、健康管理の次なるステップとして非常に重要です。

ただ結果を確認するだけではなく、適切に活用することで、健康状態の改善や将来のリスクを未然に防ぐことが可能です。 ここでは、健康診断の結果を最大限に活用する方法について考えてみましょう。

1. 結果を理解する

健康診断の結果を受け取ったら、まずは自分の健康状態をしっかりと把握することが大切です。

多くの人は、数値が「基準値内」かどうかに注目しがちですが、より重要なのは、 過去のデータと比較して変化があるかどうかです。例えば、血糖値やコレステロール値が基準内でも、 前年と比べて上昇している場合は、生活習慣を見直す必要があるかもしれません。 過去の結果と比較することで、体調の微細な変化にも気づきやすくなります。

2. 健康診断後のフィードバックを受ける

結果の詳細な説明を医師や専門家から受けることも重要です。自己判断で「問題なし」と思ってしまうことが、

健康リスクを見過ごす原因になりかねません。疑問点や改善の必要がある項目については、遠慮せずに質問し、 今後の対応策を具体的に確認しましょう。特に、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病のリスクが指摘された場合は、 食生活や運動のアドバイスをもらい、それを日常生活に反映させることが肝要です。

3. 生活習慣を見直す

健康診断の結果を活かすためには、生活習慣の見直しが不可欠です。

例えば、体重が増えている場合は食生活の改善や運動習慣の見直しが求められます。 血圧が高い場合は、塩分の摂取量を減らしたり、ストレス管理の方法を取り入れるといった工夫が考えられます。 診断結果を基に、具体的な行動プランを立てて実行に移すことが大切です。

4. 専門家のサポートを受ける

生活習慣の改善は、一人で進めることが難しい場合もあります。

特に、運動や食事の見直しは、健康運動指導士や栄養士といった専門家のサポートを受けることで、 より効果的かつ継続的な改善が期待できます。運動不足が指摘された場合は、 無理のない範囲でできる運動プログラムを立ててもらうことで、長続きしやすくなります。 専門家と一緒に進めることで、より具体的かつ現実的な改善策が見つかるでしょう。

5. 定期的な見直しと次回の健康診断へ向けた準備

健康診断の結果を元に生活を見直した後は、定期的にその改善効果を振り返ることが大切です。

例えば、半年後や1年後に自分の体調がどう変化したかを確認し、 その結果を踏まえてさらに生活習慣を調整することが効果的です。また、次回の健康診断に向けて、 日々の生活習慣を意識的に改善することで、より良い結果が得られるように準備をしておくことも重要です。

6. 健康診断の結果を共有し、家族全体の健康管理に

健康診断の結果は、個人だけでなく家族の健康管理にも役立ちます。

特に、生活習慣が似通った家族間では、同じリスクを抱えている可能性が高いです。 自分の健康診断の結果を家族と共有することで、全員で生活習慣を見直す機会にもなります。 家族全体で健康管理を意識することで、長期的な健康維持が可能になります。

【結論】

健康診断の結果を有効に活用することは、将来の健康リスクを減らすための鍵です。

結果を理解し、専門家のサポートを受けながら生活習慣を改善することで、 より健康的な日常を送り続けることができます。定期的な振り返りと家族全体での取り組みを通じて、 長期的な健康維持を目指しましょう。

宇都宮でフレイル・認知症・生活習慣病予防に力を入れる「walk on」からのご提案

こんにちは。宇都宮市で健康づくりをサポートする運動施設「walk on」代表 健康運動指導士の平野太一です。
日常生活において筋肉の大切さは広く知られていますす。実は「目」や「耳」も運動が必要 だということをご存じでしょうか?

なぜ目や耳のトレーニングが必要なのか?

高齢化が進む中で注目されているのが、「感覚機能の低下」への対策です。特に視覚(目)と聴覚(耳)の衰えは、日常生活の質や安全性に直結します。ここでは、目と耳のトレーニングの重要性とその効果について詳しく解説します。


【目のトレーニング】視覚機能の維持・向上に欠かせない習慣

1. 視力の維持・向上

遠近の焦点をスムーズに調整するトレーニングや眼球運動を取り入れることで、視力の衰えを予防し、日常の視認力をサポートします。

2. 目の疲れを軽減

スマートフォンやパソコンの長時間使用により目の疲労が蓄積しがちです。簡単なストレッチやピント合わせ運動で、目の緊張をほぐし、疲れ目を解消します。

3. 反応速度の向上

視覚情報を素早く処理する力がつくことで、転倒防止や運転時の安全性向上にもつながります。

4. 視野の拡大

視野を広げるトレーニングを行うことで、周囲の状況を素早く把握できるようになり、事故予防にも有効です。


【耳のトレーニング】聴覚とバランス感覚を強化しよう

1. 聴力の維持・改善

年齢とともに起こる「加齢性難聴」や「耳鳴り」の予防に、耳の筋肉や聴覚神経のトレーニングが効果的です。音の聞き分け力がアップすると、会話の理解力も向上します。

2. 脳の活性化

音を聞き分ける作業は脳を刺激し、認知症の予防や脳機能の維持に役立ちます。

3. バランス感覚の向上

耳の内耳は体のバランスを保つ機能も担っています。耳のトレーニングで転倒リスクを軽減し、安全な生活をサポートします。

4. 社会的孤立の予防

聴力の低下は人とのコミュニケーションを妨げ、孤独感やうつを引き起こす可能性があります。聴覚を保つことで、社会参加の意欲も高まります


【まとめ】目と耳も動かそう!感覚機能を鍛えて、健康寿命を延ばす

目や耳のトレーニングを日常に取り入れることで、視覚・聴覚の機能維持はもちろん、認知症予防や生活の質向上にもつながります
ぜひ、宇都宮の「walk on」で感覚機能も含めた総合的な健康管理を始めてみませんか?

 

いつもご観覧ありがとうございます。

宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、健康管理教室 walk on 代表、 健康運動指導士 の 平野太一 です。

今回は『動体視力と運転の関係性』について

【動体視力とは】

動いている物体を目で追いかけて、その形状や位置を正確に認識する視力のことです。

例えば、スポーツで高速で動くボールをキャッチする際や、車を運転しているときに歩行者や他の車両を確認する際に、 動体視力が重要な役割を果たします。 動体視力は年齢とともに低下することが多く、 特に40代以降に衰えやすいと言われています。 しかし、トレーニングによってある程度改善することが可能です。

【交通事故と動体視力】

交通事故と動体視力には密接な関係があります。 運転中、ドライバーが周囲の動きを正確に把握できないと、

危険な状況に適切に反応できず、事故を引き起こすリスクが高まります。 動体視力が低下すると、例えば次のような状況で事故が発生しやすくなります。

1. 歩行者や自転車との衝突

  歩行者や自転車は比較的小さくて動きも予測しにくいため、

動体視力が悪いと気づくのが遅れ、適切な回避行動ができないことがあります。

2. 前方車両の急ブレーキに対応できない

  前を走る車が突然スピードを落としたり停止した場合、

動体視力が優れていないとその変化にすぐ気づけず、追突事故を引き起こす可能性があります。

3. 交差点での見落とし

  動体視力が低下していると、交差点で左右から接近する車両や歩行者の速度や距離を正確に判断できず、

衝突のリスクが高まります。

4.夜間の運転

  夜間や悪天候時には視界が悪くなりやすく、動体視力が重要になります。

視力が衰えていると、暗がりでの物体の動きを捉えにくく、注意不足に繋がりやすいです。

【動体視力と事故防止】

視力トレーニング:動体視力を維持するためには、視覚のトレーニングが有効です。

例えば、スポーツ(卓球、テニスなど)や視力改善エクササイズが効果的です。

定期的な視力検査

加齢や健康状態により視力は変化するため、定期的に視力検査を受けることが推奨されます。

適切な休息

疲労は視力低下を引き起こしやすく、特に長時間運転する際には適切な休憩を取ることが重要です。 動体視力を維持し、注意力を高めることで、交通事故のリスクを大きく軽減することができます。

【まとめ】

運転をするにあたって動体視力のトレーニングは必要不可欠になってきます。日頃から物を目で追う練習と瞬時に判断する練習をしておくと運転に役立つはずです。

いつもご観覧ありがとうございます。 宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、健康管理教室 walk on 代表、 健康運動指導士 の 平野太一 です。

今回は脊柱管狭窄症についてお伝えします。 あまり聞きなれない方も多いと思いますが、意外と脊柱管狭窄症の方は多いです。

【脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)とは】

脊柱管(背骨の中を通る神経の通り道)が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みやしびれなどの症状を引き起こす疾患です。

特徴と症状

症状 腰や首の痛み、脚のしびれや痛み、歩行時に脚が疲れやすくなる、歩行距離が短くなる(間欠性跛行)、足の力が入りにくくなるなどの症状が典型的です。症状は歩行や立位で悪化し、座ったり前屈したりすると軽減されることが多いです。 部位 主に腰椎(腰の部分)や頸椎(首の部分)で発生しますが、胸椎(胸の部分)でも起こることがあります。 原因 加齢に伴い、椎間板(脊椎の間にあるクッションの役割を果たす部分)の変性、骨棘(骨の突起)の形成、靭帯の肥厚などが進行し、脊柱管が狭くなります。 椎間板ヘルニアや脊椎の外傷、腫瘍なども原因となることがあります。

【運動で改善できる?】

脊柱管狭窄症の症状を運動で改善することは可能ですが、完治を目指すよりも、症状の緩和や進行を遅らせることが目的となる場合が多いです。運動療法は、神経の圧迫を和らげ、筋力を強化し、姿勢を改善することに役立ちます。

脊柱管狭窄症に有効な運動

1. ストレッチ ・腿の後ろのストレッチ 座位で片足を伸ばし、もう片方の足を曲げて体に引き寄せます。伸ばした足のつま先に向かって体を前屈させ、太ももの裏を伸ばします。これにより、腰の負担を軽減できます。

・腰部の前屈ストレッチ 仰向けに寝て、膝を曲げて胸に引き寄せる動作を繰り返す。これにより、脊柱管の圧迫が軽減されることがあります。 2. 筋力トレーニング ・腹筋と背筋の強化 腹筋や背筋を強化することで、腰椎を安定させ、脊柱管への負荷を減らします。 ・股関節周りの筋力強化 3.姿勢改善運動 背中を丸めるキャットポーズと、背中を反らすカウポーズを交互に行います。これにより、背骨の柔軟性が向上し、神経の圧迫を軽減する助けになります。

運動を行う際の注意点

痛みを避ける 運動中に痛みが出た場合は、無理をせずに中止することが重要です。症状を悪化させる可能性があるため、無理に続けないようにしましょう。 適切な運動と生活習慣の改善により、脊柱管狭窄症の症状をコントロールし、生活の質を向上させることが可能です。

【まとめ】

脊柱管狭窄症は主に高齢の方に多い疾患で、早期の診断と適切な治療が重要です。症状が軽い段階での対応や、筋力トレーニングなどの予防策も有効です。

何事も早めに対策をしましょう!

いつもご観覧ありがとうございます。 宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、 健康管理教室walk on 代表、 健康運動指導士 の 平野太一 です。

今回は 変形性関節症 について記載します。 膝や股関節などが痛くて整形外科に行くと、「変形性関節症ですね」と診断される方が多いです。病院では「治らない」と言われ、痛み止めを処方されるだけというケースもあります。 確かに完全に治すことは難しいかもしれません。しかし、変形して痛みが出る理由があるはずです。多くの人が「年のせいですね」と片付けられますが、私はそれだけではないと思います。 なぜ変形してしまったのか。その原因を追求することで、痛みを最小限に抑えることができるのではないでしょうか。

変形性関節症は、関節の軟骨が摩耗し、炎症や痛みを引き起こす慢性の関節疾患です。主なリスク要因には過度の使用、怪我、肥満、遺伝などがあります。

1. 関節の過度使用

  身体の動かし方や普段の姿勢、歩き方が関節の軟骨摩耗を招きます。例えば、膝の変形がある方は、隣接する股関節や足関節を上手く使えていない可能性があります。その結果、膝に過度なストレスがかかり、変形や痛みが生じるリスクが高まります。この場合、全体の関節を適切に使えるようにすることで、負担が減り、痛みが軽減する可能性があります。

2. 体重過多

  体重が増えると関節への負担が増し、特に膝や腰などに影響を及ぼします。減量すれば膝にかかる負荷が減り、痛みが和らぐはずです。

3. 遺伝的要因

  家族に変形性関節症の患者がいる場合、遺伝的にリスクが高まることがあります。しかし、遺伝だからと諦めないでください。

4. 性別

  女性は男性に比べて変形性関節症になるリスクが高いとされています。これは筋肉量の関係によるものです。基礎筋肉量があれば、変形しにくくなります。

5. その他の疾患

  関節リウマチやその他の関節疾患がある場合、変形性関節症のリスクが高まります。

【まとめ】

まずは変形性関節症にならないように全身の関節を動かし、可動域を維持しましょう。また、筋肉に適度な負荷を与え、基礎筋肉量を維持することが理想的です。変形性関節症になった場合でも、諦めずに身体の使い方を改善し、関節や筋肉に負担をかけないよう心がけましょう。

   

いつもご観覧ありがとうございます。

宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設 健康管理教室walk on代表 健康運動指導士 の 平野太一です。

今回は糖尿病について記載します。 糖尿病はよく耳にしますし、気にされている方も多いです。 ただどういった症状になってしまうかまで理解している方は少ないのではないでしょうか。

糖尿病について理解を深めて予防や改善に努めていきましょう。

【糖尿病とは】

血中の血糖値が通常よりも高くなり、その結果として身体に様々な問題を引き起こす慢性的な状態です。

インスリンの不足や体内でのインスリンの効果の低下によって引き起こされます。 糖尿病の種類にはタイプ1糖尿病、タイプ2糖尿病、および妊娠糖尿病があります。 糖尿病の原因は複雑で、タイプ1糖尿病では免疫系が自身のインスリン産生を攻撃し、インスリンの生産が低下します。 タイプ2糖尿病では、遺伝的素因や生活習慣(運動不足、肥満、不健康な食事)がリスク要因として関与します。 また、妊娠糖尿病は妊娠中に一時的に高血糖が起こる状態です。

【糖尿病の症状は】

糖尿病の症状には、多尿、頻尿、過度な飢餓感、体重減少、疲労感、視覚障害、皮膚のかゆみや発疹、感染症の増加などがあります。

また、糖尿病が進行すると、神経障害や循環障害、足の潰瘍などの合併症が現れることもあります。

【糖尿病を改善するためには】

1. 健康的な食事 バランスの取れた食事を摂取し、糖質や脂質の摂取を制限します。甘いものや揚げ物などは控えましょう。

2. 運動 定期的な運動を行うことで血糖値をコントロールし、体重を管理します。 ウォーキングや軽度の筋トレなどがおすすめです。 3. ストレス管理 ストレスで自律神経は乱れを起こします。そのようになると食を過度に取り入れてしまいます。ストレスを軽減するためにリラックス技術やストレス管理の方法を取り入れます。 4. 血糖モニタリング 定期的に血糖値をモニタリングし、適切な管理を行います。 これらの方法を組み合わせて、糖尿病の管理と改善を目指します。ただし、個々の状況に応じて医師の指示に従うことが重要です。

【糖尿病と運動の関係性】

糖尿病と運動の関係は重要です。 適度な運動は糖尿病の管理に非常に役立ちます。 運動によって筋肉が動くことで、血糖値を下げるために必要なグルコースが消費されます。 また、運動は体重管理にも役立ち、インスリンの効果を改善し、インスリン抵抗性を減少させる可能性があります。

ただし、運動を始める前に医師に相談し、糖尿病の状態や個々の健康状態に応じた適切な運動プランを立てることが重要です。運動を行う際には、血糖値のモニタリングや適切な食事、水分補給も重要です。過度の運動や血糖値の急激な変化を避けるために、計画的かつ適切な運動を行うことが大切です。

【まとめ】

糖尿病は遺伝でなりやすい場合もありますが、基本的には食生活や運動習慣を身につけることが予防や改善に繋がります。 健康診断などで指摘される前に日頃から食事管理や運動習慣を身につけていきましょう!

L O A D I N G