【静かに進行する筋肉量の低下】あなたは気づいていますか?

ご覧いただきありがとうございます。
健康管理教室 walk on、健康運動指導士の平野太一です。

walk onコラム第47弾では、見過ごされがちな体の変化、「筋肉量の低下は静かに進む」というテーマでお届けします。


◆ その不調、筋肉が原因かもしれません

「階段がきつくなった」「背中が丸まりやすい」「最近すぐ疲れる」──
そんな変化を感じていませんか?

加齢のせいと思いがちですが、実はこれらは筋肉量の低下によって起きる変化である可能性が高いのです。


◆ データで見る、年齢とともに進む筋肉減少

筋肉は20歳前後をピークに、少しずつ減っていきます。

  • 30歳を過ぎると、年間1〜2%の割合で筋肉量が減少

  • 下半身の筋肉は特に落ちやすく、65歳以降はそのスピードが加速

  • 75〜79歳でのサルコペニア有病率は約22%、80歳以上では**男性32%・女性48%**にも上ります

  • サルコペニアを患うと、死亡リスクが男性で約2倍、女性で約2.3倍、要介護リスクは1.6〜1.7倍に上昇

(出典:J-Stage、日本医科歯科大学、五木田病院ラジオ)

つまり、筋肉の減少=老化の加速であり、日常の快適さや将来の生活の質にも直結する重大な問題なのです。


◆ 筋肉が減るとどうなるのか?

筋肉量の低下は、見た目だけでなく体の機能そのものに影響を及ぼします。

  • 疲れやすくなり、活動量が減る

  • 転びやすくなり、転倒→骨折→寝たきりのリスクが上昇

  • 姿勢が崩れやすくなり、腰痛・肩こりの原因にも

  • 筋肉の減少は代謝を低下させ、生活習慣病の悪化にもつながる

こうした悪循環を断ち切るためには、「筋肉を維持・強化すること」が不可欠です。


◆ 運動で筋肉は何歳からでも増やせる!

ここで朗報です。
筋肉は、年齢に関係なく鍛えることで増やすことができます。

  • 60〜72歳の方を対象に行われた12週間のトレーニングでは、膝を伸ばす筋力が227%もアップ

  • 厚生労働省の報告によれば、週2〜3回の筋力トレーニングで筋力・骨密度・身体機能の改善が見られるとのこと

(出典:Venus Comrade、厚生労働省レビュー)

つまり、「もう遅い」は誤解です。今からでも、遅くはありません。


◆ 今行動することで、未来が変わる

60代は体の変化を最も感じやすい時期です。
「まだ大丈夫」と思って何もしないままでいると、筋肉の減少は加速します。

一方で、今からでも適切な運動を始めれば…

  • 70代・80代になっても旅行や趣味を楽しめる

  • 孫と一緒に外で元気に遊べる

  • 自分の足で歩き続けられる

そんな未来が現実になります。


◆ 【まとめ】筋肉は「人生の資産」

筋肉は、貯金と同じように「今から少しずつ積み重ねていくこと」ができます。
今日から始める一歩が、将来の安心と自立した生活を支える大きな力になります。

「いつまでも自分の足で歩きたい」
その願いを叶えるために、一緒に筋肉の“資産づくり”を始めましょう。

【梅雨の頭痛対策】薬に頼らない「運動による頭痛予防」とは?

こんにちは。宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設・健康管理教室「walk on」代表、健康運動指導士の平野太一です。

梅雨の時期になると、なんとなく気分が優れないだけでなく、
「頭が重い」「ズキズキと痛む」といった頭痛に悩まされる方が増えてきます。

実はこの季節特有の不調には、はっきりとした理由と、予防方法が存在します。
中でも注目したいのが、運動による頭痛軽減効果です。


◆ なぜ梅雨に頭痛が増えるのか?

梅雨は、気圧の変化や湿度の上昇、気温の寒暖差が激しくなる季節です。
これらの環境要因が、自律神経のバランスを乱し、頭痛を引き起こしやすい状態を作り出します。

🔍 主な要因とその影響

要因 身体への影響
気圧の低下 血管が拡張し、片頭痛の誘因
湿度の上昇 体内の熱がこもり、むくみ・頭重感が発生
運動不足 首・肩の筋緊張が高まり、緊張型頭痛へとつながる

▶︎【参考】日本頭痛学会「慢性頭痛の診療ガイドライン2021」、松井孝嘉(2007)


◆ 運動がもたらす「頭痛予防」の効果とは?

運動は、単に体を動かすだけでなく、神経系や筋肉に働きかけ、頭痛の根本原因を改善する作用があります。

✅ 緊張型頭痛の軽減:筋肉のこわばりをほぐす

長時間の同じ姿勢やストレスにより、首や肩の筋肉が緊張すると血流が悪くなり、緊張型頭痛が発生しやすくなります。
有酸素運動やストレッチで筋肉をほぐすことで、痛みが軽減されることが報告されています。

Biondi D (2005), Cephalalgia
「定期的な有酸素運動は、緊張型頭痛の頻度と強度を有意に低下させる」


✅ 片頭痛の予防:自律神経を整える

ウォーキングやヨガなどの軽い運動は、交感神経と副交感神経のバランスを整え、
ストレス性の片頭痛を軽減する効果があるとされています。

Varkey E et al. (2011), Cephalalgia
「有酸素運動は片頭痛の発作頻度を減らし、薬物療法と同等の予防効果がある」


◆ 梅雨時におすすめの運動は?

屋外に出にくい梅雨時でも、室内で無理なくできる運動がおすすめです。

運動内容 主な効果
ウォーキング(屋内・モール内でもOK) 血流改善・自律神経の調整
ストレッチ 首・肩の筋緊張を緩和
呼吸法を取り入れた軽運動(ヨガ等) ストレス解消・神経系の安定化

💡 特に朝の軽いストレッチや深呼吸は、1日の頭痛予防に効果的です。


◆ 運動習慣は「頭痛薬に頼らない身体」への第一歩

「頭痛がしたら薬で対処」は簡単ですが、
運動習慣によって根本から体の調子を整えることこそが、頭痛を未然に防ぐための最善策です。

日々の少しの運動が、薬に頼る頻度を減らし、体の自己回復力を高める助けになります。


◆ 【まとめ】不調の出やすい梅雨こそ、「動く習慣」を

walk onでは、季節の不調や個別のお悩みに合わせた運動プログラムをご提案しています。
「なんとなく不調…」「最近頭が重い」と感じたら、それは体からのサインかもしれません。

ぜひ、運動を“頭痛予防のセルフケア”として取り入れて、梅雨の季節を快適に乗り切りましょう。

いつもご観覧ありがとうございます。  
宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、 健康管理教室 walk on 代表、 健康運動指導士 の 平野太一 です。

健康診断を受けられている方は多いと思いますが、受けて終わりにしている方が多い印象です。

問題なければ問題なかったで引き続き気をつければいいかと思いますが、問題だった点に関しては しっかり改善をしなければなりません。 薬などで治療をすることはできますが、まずは生活習慣など改善することから心がけましょう。

【健康診断の結果活用法】

健康診断を受けた後、その結果をどのように活用するかが、健康管理の次なるステップとして非常に重要です。

ただ結果を確認するだけではなく、適切に活用することで、健康状態の改善や将来のリスクを未然に防ぐことが可能です。 ここでは、健康診断の結果を最大限に活用する方法について考えてみましょう。

1. 結果を理解する

健康診断の結果を受け取ったら、まずは自分の健康状態をしっかりと把握することが大切です。

多くの人は、数値が「基準値内」かどうかに注目しがちですが、より重要なのは、 過去のデータと比較して変化があるかどうかです。例えば、血糖値やコレステロール値が基準内でも、 前年と比べて上昇している場合は、生活習慣を見直す必要があるかもしれません。 過去の結果と比較することで、体調の微細な変化にも気づきやすくなります。

2. 健康診断後のフィードバックを受ける

結果の詳細な説明を医師や専門家から受けることも重要です。自己判断で「問題なし」と思ってしまうことが、

健康リスクを見過ごす原因になりかねません。疑問点や改善の必要がある項目については、遠慮せずに質問し、 今後の対応策を具体的に確認しましょう。特に、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病のリスクが指摘された場合は、 食生活や運動のアドバイスをもらい、それを日常生活に反映させることが肝要です。

3. 生活習慣を見直す

健康診断の結果を活かすためには、生活習慣の見直しが不可欠です。

例えば、体重が増えている場合は食生活の改善や運動習慣の見直しが求められます。 血圧が高い場合は、塩分の摂取量を減らしたり、ストレス管理の方法を取り入れるといった工夫が考えられます。 診断結果を基に、具体的な行動プランを立てて実行に移すことが大切です。

4. 専門家のサポートを受ける

生活習慣の改善は、一人で進めることが難しい場合もあります。

特に、運動や食事の見直しは、健康運動指導士や栄養士といった専門家のサポートを受けることで、 より効果的かつ継続的な改善が期待できます。運動不足が指摘された場合は、 無理のない範囲でできる運動プログラムを立ててもらうことで、長続きしやすくなります。 専門家と一緒に進めることで、より具体的かつ現実的な改善策が見つかるでしょう。

5. 定期的な見直しと次回の健康診断へ向けた準備

健康診断の結果を元に生活を見直した後は、定期的にその改善効果を振り返ることが大切です。

例えば、半年後や1年後に自分の体調がどう変化したかを確認し、 その結果を踏まえてさらに生活習慣を調整することが効果的です。また、次回の健康診断に向けて、 日々の生活習慣を意識的に改善することで、より良い結果が得られるように準備をしておくことも重要です。

6. 健康診断の結果を共有し、家族全体の健康管理に

健康診断の結果は、個人だけでなく家族の健康管理にも役立ちます。

特に、生活習慣が似通った家族間では、同じリスクを抱えている可能性が高いです。 自分の健康診断の結果を家族と共有することで、全員で生活習慣を見直す機会にもなります。 家族全体で健康管理を意識することで、長期的な健康維持が可能になります。

【結論】

健康診断の結果を有効に活用することは、将来の健康リスクを減らすための鍵です。

結果を理解し、専門家のサポートを受けながら生活習慣を改善することで、 より健康的な日常を送り続けることができます。定期的な振り返りと家族全体での取り組みを通じて、 長期的な健康維持を目指しましょう。

宇都宮でフレイル・認知症・生活習慣病予防に力を入れる「walk on」からのご提案

こんにちは。宇都宮市で健康づくりをサポートする運動施設「walk on」代表 健康運動指導士の平野太一です。
日常生活において筋肉の大切さは広く知られていますす。実は「目」や「耳」も運動が必要 だということをご存じでしょうか?

なぜ目や耳のトレーニングが必要なのか?

高齢化が進む中で注目されているのが、「感覚機能の低下」への対策です。特に視覚(目)と聴覚(耳)の衰えは、日常生活の質や安全性に直結します。ここでは、目と耳のトレーニングの重要性とその効果について詳しく解説します。


【目のトレーニング】視覚機能の維持・向上に欠かせない習慣

1. 視力の維持・向上

遠近の焦点をスムーズに調整するトレーニングや眼球運動を取り入れることで、視力の衰えを予防し、日常の視認力をサポートします。

2. 目の疲れを軽減

スマートフォンやパソコンの長時間使用により目の疲労が蓄積しがちです。簡単なストレッチやピント合わせ運動で、目の緊張をほぐし、疲れ目を解消します。

3. 反応速度の向上

視覚情報を素早く処理する力がつくことで、転倒防止や運転時の安全性向上にもつながります。

4. 視野の拡大

視野を広げるトレーニングを行うことで、周囲の状況を素早く把握できるようになり、事故予防にも有効です。


【耳のトレーニング】聴覚とバランス感覚を強化しよう

1. 聴力の維持・改善

年齢とともに起こる「加齢性難聴」や「耳鳴り」の予防に、耳の筋肉や聴覚神経のトレーニングが効果的です。音の聞き分け力がアップすると、会話の理解力も向上します。

2. 脳の活性化

音を聞き分ける作業は脳を刺激し、認知症の予防や脳機能の維持に役立ちます。

3. バランス感覚の向上

耳の内耳は体のバランスを保つ機能も担っています。耳のトレーニングで転倒リスクを軽減し、安全な生活をサポートします。

4. 社会的孤立の予防

聴力の低下は人とのコミュニケーションを妨げ、孤独感やうつを引き起こす可能性があります。聴覚を保つことで、社会参加の意欲も高まります


【まとめ】目と耳も動かそう!感覚機能を鍛えて、健康寿命を延ばす

目や耳のトレーニングを日常に取り入れることで、視覚・聴覚の機能維持はもちろん、認知症予防や生活の質向上にもつながります
ぜひ、宇都宮の「walk on」で感覚機能も含めた総合的な健康管理を始めてみませんか?

 

【コンディショニングテストのご案内】

  健康管理教室walk onの理念に基づき、コンディショニングテストを実施します。 普段気づきにくい姿勢、柔軟性、 動体視力、筋力、バランスを総合的に評価 ご自身の身体をより深く理解していただけます。 健康で長く歩き続けられる身体づくりをサポートできることを心から願っています。 「walk on」は、2050年までに宇都宮市の健康寿命を延ばし、持続可能な社会の実現を目指しています。  

 【テスト内容】

  • 歩行診断
AIで歩行動作を解析し、異常や改善点を評価するテストです。
  • 姿勢解析
AIで体の姿勢を解析し、歪みや改善点を評価する技術です。
  • 動体視力
動く物体を正確に認識する視力を評価するテストです。
  • 関節可動域測定
関節の動かせる範囲を評価するためのテストです。柔軟性や関節の機能を確認します。
  • バランステスト、握力
片足立ちで身体のバランス能力や筋力を評価するテストです。
  • 身体組成

筋肉量や体脂肪量など体の構成を詳しく分析する評価方法です。  

 【日にち】

2024年10月20日(日曜日)    

【時間 完全予約制】

10:30〜18:30 30分間隔で予約受付中 現在10:30〜、11:00〜は満枠 11:30以降はまだ空きがございます。  

【場所】

日環アリーナ Aスタジオ  〒321-0102   栃木県宇都宮市江曽島町2567  

【料金】

無料  

【予約方法】

事前にご予約ください。   TEL:028-678-4712 Mail:walkonclass@gmail.com  

【お問い合わせ】

ご不明点や詳細についての お問い合わせもお気軽にどうぞ。   営業時間:10時~20時 皆様のご参加を心よりお待ちしております。  

いつもご観覧ありがとうございます。 宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、健康管理教室 walk on 代表、 健康運動指導士 の 平野太一 です。 今回は熱中症についてお伝えします。 昨年も熱中症について記載しましたが、今年も記載する理由は「この暑さはとても危険な状況」だからです。再確認をして頂きたく、記載しました。 私の周り(30代運動部出身)でも熱中症で倒れたり、具合を悪くする方が増えてきました。異常な暑さが続いています。少し前の感覚で夏を過ごすと身体を壊してしまいます。 前々回のコラムで水分補給についてお話しました。このコラムを読んでくださったお客様は積極的に水分補給をしてくださるようになりました。しかし、誤った方法で水分補給をしている方もいらっしゃいました。今回は違う角度から改めて記載するので、熱中症や脱水症状の予防に役立ててください。

【熱中症とは】

体温が異常に上昇し、体の温度調節機能が働かなくなる状態です。特に高温多湿の環境下で長時間活動すると起こりやすいです。熱中症には以下の段階と症状があります。

熱中症の段階と症状

熱疲労

  - 多量の発汗 - めまい - 疲労感 - 頭痛 - 吐き気や嘔吐 - ふらつき - 筋肉のけいれん 「足がだるい」「身体が重い」と感じる時は、疲れが溜まっているのではなく、熱中症の初期段階の可能性が高いです。この段階で休憩や適切な水分補給を行えば回復しやすいです。

熱痙攣(熱性けいれん)

汗を大量にかくことで体内の塩分が不足し、筋肉の痙攣が起こります。痙攣が数秒から数分間続くことがあります。 熱痙攣が起こったら、経口補水液を飲んで医療機関を受診することが安全です。「寝れば治るだろう」という考えは危険で、悪化する可能性が高いです。

熱失神

血圧の低下による失神で、短時間の意識喪失や立ち上がる際のめまいやふらつきが見られます。 直ちに医療機関を受診してください。非常に危険な状態です。少しでも意識が遠のく感じがあれば既に危険な状態です。

熱射病(重度の熱中症)

高熱(40℃以上)、意識障害(朦朧とする、意識を失う)、皮膚が乾燥して熱い、呼吸が速くなる、心拍数の増加、臓器障害のリスクが高まります。 この段階まで進行すると非常に危険です。予防を怠ると死に至る可能性もあります。

【熱中症の予防】

・適切な水分補給

スポーツドリンクや経口補水液を利用して、水分と塩分を補給しましょう。外出時には水だけでなく、塩分や糖分のバランスが良い飲料を少量でも補給してください。コーヒーや緑茶にはカフェインが含まれていますが、水分補給にはなりませんので、プラスで水分を補給してください。トイレを心配される方は経口補水液のゼリータイプをお勧めします。また、一気に飲むとトイレが近くなるため、少量をこまめに補給しましょう。

・涼しい場所での休憩

高温多湿の環境から離れ、涼しい場所で休息を取ることが重要です。日中の外出は避け、外出時には日傘や冷却グッズを使用してください。

適切な衣服の選択

通気性の良い、軽い衣服を着用しましょう。

活動の調整

暑い時間帯の激しい運動は避け、早朝や日没後などの涼しい時間帯に活動しましょう。

【まとめ】

体力に自信がある、暑さに慣れている、ちょっとくらいなら大丈夫だろうという感覚は非常に危険です。この考えを改めることが必要です。新型コロナウイルスが流行し始めた際に皆が警戒したように、熱中症も同等以上に警戒すべきです。それほど危険な状況であることを頭に入れておいてください。

いつもご観覧ありがとうございます。 宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、 健康管理教室walk on 代表、 健康運動指導士 の 平野太一 です。

今回は 変形性関節症 について記載します。 膝や股関節などが痛くて整形外科に行くと、「変形性関節症ですね」と診断される方が多いです。病院では「治らない」と言われ、痛み止めを処方されるだけというケースもあります。 確かに完全に治すことは難しいかもしれません。しかし、変形して痛みが出る理由があるはずです。多くの人が「年のせいですね」と片付けられますが、私はそれだけではないと思います。 なぜ変形してしまったのか。その原因を追求することで、痛みを最小限に抑えることができるのではないでしょうか。

変形性関節症は、関節の軟骨が摩耗し、炎症や痛みを引き起こす慢性の関節疾患です。主なリスク要因には過度の使用、怪我、肥満、遺伝などがあります。

1. 関節の過度使用

  身体の動かし方や普段の姿勢、歩き方が関節の軟骨摩耗を招きます。例えば、膝の変形がある方は、隣接する股関節や足関節を上手く使えていない可能性があります。その結果、膝に過度なストレスがかかり、変形や痛みが生じるリスクが高まります。この場合、全体の関節を適切に使えるようにすることで、負担が減り、痛みが軽減する可能性があります。

2. 体重過多

  体重が増えると関節への負担が増し、特に膝や腰などに影響を及ぼします。減量すれば膝にかかる負荷が減り、痛みが和らぐはずです。

3. 遺伝的要因

  家族に変形性関節症の患者がいる場合、遺伝的にリスクが高まることがあります。しかし、遺伝だからと諦めないでください。

4. 性別

  女性は男性に比べて変形性関節症になるリスクが高いとされています。これは筋肉量の関係によるものです。基礎筋肉量があれば、変形しにくくなります。

5. その他の疾患

  関節リウマチやその他の関節疾患がある場合、変形性関節症のリスクが高まります。

【まとめ】

まずは変形性関節症にならないように全身の関節を動かし、可動域を維持しましょう。また、筋肉に適度な負荷を与え、基礎筋肉量を維持することが理想的です。変形性関節症になった場合でも、諦めずに身体の使い方を改善し、関節や筋肉に負担をかけないよう心がけましょう。

いつもご観覧ありがとうございます。 宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、健康管理教室walk on代表
健康運動指導士 の 平野太一です。 今回は水分補給について記載をしていきます。 まだ6月ですが35°を超える地域もあり、とても暑いですね。。夏を乗り越えられるか不安です、、 暑い夏を乗り越えるにはしっかり水分補給をしなければなりません。 ちなみに前もって言っておくとアルコールは水分補給にはなりません、、、笑 むしろアルコールを飲んだ後はちゃんと水分を補給しなければ脱水症状になってしまいます。

水分補給は健康維持において非常に重要です。 以下は

水分補給に関する基本的なポイント

1. 適切な量を飲む

一般的には1日に約2リットル(8杯程度)の水を飲むことが推奨されていますが、体重、気候、活動量によって必要な量は変わります。

2.バランスを考える

水だけでなく、電解質(ナトリウム、カリウム、マグネシウムなど)の補給も重要です。スポーツドリンクや塩分を含む食品が役立つことがあります。

3.飲み物の選択

水は最適な水分補給源ですが、フルーツジュースやスープ、ハーブティーなども水分摂取に貢献します。カフェインやアルコールは利尿作用があり、水分を失いやすくするため注意が必要です。

4.定期的に飲む

喉が渇いたと感じる前に、こまめに水を飲むことが推奨されます。特に高温多湿の環境や病気の時には注意が必要です。

また、今年の夏は是非ともご自宅に常備しておいてほしいものがあります

それは

【経口補水液(OS1)】

です。

脱水状態を改善するために設計された飲料です。 主に電解質(ナトリウム、カリウムなど)と糖分を適切なバランスで含んでおり、体内での水分吸収を促進します。 経口補水液は迅速かつ効率的な水分補給を助けるため、特に脱水症状が疑われる場合には有効な対策です。 下痢、嘔吐、発熱などで脱水症状が疑われる場合にも使用されます。 私の自宅には箱でストックしてあります。 少しでも外に出る時は持ち歩いています。 皆様も是非、ご自宅に何本か置いておいてください。

【まとめ】

水分補給はとても大切です。特に今年の夏は水分補給を正しく行わないと最悪なことが起きてしまうかもしれません。 だいたい夏にだるい、身体が重いなどは脱水症状の可能性があります。 皆様、今年の夏も水分補給をして元気に乗り越えましょう!

いつもご観覧ありがとうございます。 宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、健康管理教室walk on代表
健康運動指導士 の 平野太一です。 今回は肩関節について記載をしていきます。 今回記載したコラムは肩こりとはちょっと違く、どちらかというと四十肩などでお悩みの方向けです。 肩こりのコラムは初期の方に記載があるのでご興味がございましたらご覧ください。 肩の関節は人体で最も可動域が広い関節の一つであり、その構造は非常に複雑です。 肩関節は複雑な構造によって広い可動域と柔軟性を持っていますが、それゆえに脱臼や腱の損傷などの怪我も発生しやすい部位です。 肩の痛みにはさまざまな原因があります。以下は一般的な肩の痛みの原因と対処法です。

【一般的な肩の痛みの特徴】

1. 肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)

症状:肩の痛み、肩の動きの制限、特に夜間の痛み。 デスクワークの方や運動不足、姿勢が悪い方がよくなってしまう傾向にあります。

2. 腱板損傷

症状:肩の弱さ、動作時の痛み、特に腕を上げるときの痛み。 肩に過度な負荷がかからなければ基本的にはならないはずです。

3. 肩のインピンジメント症候群

症状:肩を上げる時の痛み、夜間の痛み。 野球やテニスなどのスポーツや筋トレで過度な負荷をかけてしまう方に多く見られます。

4.肩関節炎

症状:肩の痛み、腫れ、硬直。 何かの拍子に方に負担がかかり炎症が起こってしまいます。地味に長引き、痛みが引きにくい印象です。 この場合は安静にするのが1番です。

【肩が痛くなったときの対処法】

1. 休息

痛みを引き起こす活動を避け、肩を休ませる。 手を上げる動作や首をすくめる動きは避けて、できるだけ力を抜いた状態で安静にさせる。

2. ストレッチと運動

柔軟性を保つために軽いストレッチを行う。痛みや違和感がない程度に。また正しい動かし方で行う必要がある。 胸や肩甲骨周りの筋肉を重点的に行うと良いでしょう。

3. 姿勢改善

姿勢を良くし、肩にかかる負担を減らす。猫背のような姿勢だと肩甲骨が固まってしまい方へ負担がかかってしまう。

【下記のような場合は受診を勧めます】

- 肩の動きが著しく制限されている場合。 - 動かさなくても痛みが数週間以上続く場合。 - 肩が腫れている、赤くなっている、または熱を持ってい

肩関節の可動域を増やすためには、ストレッチやエクササイズを定期的に行うことが重要です。

【まとめ】

よっぽどアスリートのように肩に負担をかけているスポーツなどをしていない限り、肩関節を上手く使えて、正しい姿勢である程度柔軟性があれば基本的には肩を痛めることはないと思っています。 まずは正しい動きを習得しましょう!

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