いつもご観覧ありがとうございます。 宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、健康管理教室walk on代表
健康運動指導士 の 平野太一です。 今回は歯の噛み合わせと筋肉の関係について記載していきます。 歯の噛み合わせと筋肉は一見全く関係が無さそうに思えます。 ですが関係は深く、お互いに影響を与えます。 筋肉の緊張から睡眠時に食いじはりが起きたり、奥歯を入れただけで高齢の方が姿勢が良くなったりスムーズに歩けるようになったり。 そういった関係があります。 こちらを読んでみて歯の大切さを理解していただけたらと思います。

【歯と筋肉の関係】

は、特に咬合(かみ合わせ)と顎(あご)の筋肉に関連しています。 以下にその関係を詳述します。

1. 咬合と顎の筋肉

歯の噛み合わせが悪いと、顎の筋肉に不自然な負荷がかかることがあります。 これは、顎関節症(TMD)や顎の痛み、筋肉の緊張を引き起こす原因となります。 正しい咬合は、顎の筋肉の均衡を保ち、噛む、話す、飲み込むなどの基本的な機能をスムーズに行うのに必要です。

2. 歯の喪失と筋肉の影響

歯を失うと、残存する歯や顎の筋肉に過度の負担がかかります。

不均等な咬合力が筋肉の疲労や痛みを引き起こすことがあります。 歯の喪失による噛み合わせの変化は顔全体の筋肉や姿勢にまで影響を及ぼす可能性があります。

3. 姿勢と筋肉、歯の関係

姿勢の悪さが顎の筋肉や咬合に悪影響を与えることがあります。逆に、歯の問題が原因で姿勢が悪くなることもあり、これが首や肩の筋肉の緊張を引き起こすことがあります。 歯と筋肉の関係は非常に密接であり、どちらか一方に問題があると全体のバランスが崩れることがあります。適切な歯科治療と日常のケアが、顎の筋肉や全身の健康維持に重要です。

【睡眠中の食いしばり】

食いしばりは、睡眠ブラキシズムと呼ばれ、一般的な問題です。これには多くの影響と対策があります。 食いしばりの影響

1. 歯へのダメージ

歯のすり減り、亀裂、破損を引き起こす可能性があります。 詰め物やクラウンが外れるリスクが高まります。

2. 顎の痛みと筋肉の緊張

顎関節症(TMD)や顎の痛み、硬直が発生することがあります。 首や肩、顔の筋肉の緊張や痛みを引き起こすことがあります。

3. 睡眠の質の低下

睡眠の質が低下し、日中の疲労や集中力の低下を招くことがあります。

4. 頭痛

緊張型頭痛や偏頭痛の原因となることがあります。

【食いしばりの原因と改善方法】

1. ストレスと不安

日中のストレスや不安が食いしばりの主な原因とされています。 定期的な運動や趣味を持つことでストレスを軽減する。

2. 不正咬合

歯の噛み合わせが悪いと、食いしばりが起こりやすくなります。こちらに関しては医療専門機関に受診しましょう!

3.睡眠障害

睡眠時無呼吸症候群や不眠症などの睡眠障害が関連していることがあります。 特に適切な対策を講じることで改善することができます。早めの対応が重要ですので、問題を感じた場合は歯科医や医療専門家に相談することをおすすめします。

【まとめ】

長く歩き続けるには歯の健康も大切です。 筋肉を緩めて歯の負担も抑えることと、歯を健康にすれば姿勢も良くなり身体の機能が良くなります。 筋肉のために歯を大事にして、歯のために筋肉のケアを大事にしましょう!

いつもご観覧ありがとうございます。 宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、健康管理教室walk on代表
健康運動指導士 の 平野太一です。 今回は膝痛について記載をしていきます。 膝痛で悩んでいる方は多いです。 多くの方は立ち方や座り方、歩き方などが原因で痛めています。 結論から言うと立ち方や座り方、歩き方を改善させれば膝の痛みも軽減する可能性が高いです。 逆にいくら治療や手術をしてもそこが改善されていないと完璧に良くなりません。 膝痛は、膝の関節や周囲の組織に痛みや不快感を引き起こす状態を指します。 一般的な原因には、怪我、炎症、変形性関節症、または過度の負荷などがあります。

1. 怪我や外傷

過去のスポーツ中の捻挫や打撲、転倒などが原因となります。雨の日や寒いと痛みをぶり返す時もあります。

2. 過度の負荷

長時間の立ち仕事や激しい運動によって引き起こされることがあります。 立ち方が悪いと膝に体重がかかり過ぎてしまい、膝にストレスを与えてしまいます。

3. 炎症

関節炎や軟骨の炎症が膝痛を引き起こすことがあります。過度な負荷を与えてしまったり、運動不足が原因で引き起こされるパターンもあります。

4. 変形性関節症

軟骨の劣化や関節の変形が進行すると、膝痛が生じることがあります。 整形外科などでも多いと言われる症状です。ただ変形性膝関節症もレベルがあり、大半の方が軽度で問題ございません。

5. 姿勢の問題

膝に負担をかける不良な姿勢や歩行パターンが原因となることがあります。 これらは一般的な原因ですが、症状や状況によって異なる可能性があります。

膝痛を改善する方法

はいくつかあります。

1. 股関節の柔軟性、可動域を広げる

膝と股関節の関係性は深いです。 膝を痛める方は股関節が上手く動いてない、使えていない方が多いです。 初期段階では椅子に座る時など股関節を折る意識を持つことが重要です。

2. お尻の筋力をつける、柔軟性の獲得

お尻の筋肉が低下すると重心が前に行くので前モモに体重が乗ります。そうすると膝への負担が増えてしまいます。 お尻の筋肉をつけましょう!

3. 前モモ(大腿四頭筋)の筋肉の柔軟性

前モモが硬くなると膝関節の組織に炎症を与えてしまったり、ストレスを与えてしまいます。 痛みのでない範囲で前モモのストレッチを行いましょう。

4. 姿勢改善、歩行改善

変形性膝関節症、x脚o脚は立ち方、歩き方に影響を与えてしまいます。ガニ股で立ったり歩いてしまったり、内股で立ったり歩いてしまったり。そのような歩き方、立ち方で膝の内側や外側にストレスを与えてしまいます。 膝の骨格は変えることは極めて難しいので、普段の歩き方、立ち方を出来るだけまっすぐにすることを心がけましょう。

5. 適切な運動

単純に動かさなさ過ぎて痛みが出ている場合もあります。軽く動かすことから徐々にステップアップをして軽めでいいので定期的に運動をしましょう。

6. 体重管理

過体重の場合、減量することで膝にかかる負担を軽減します。 ただし、痛みの原因や重症度によって最適な治療法は異なるため、上記の内容をやってみて良くなる気配がなければ病院に受診しましょう。

【まとめ】

膝を痛めてしまうと歩きたくない→家から出るのが億劫になる→社会性が無くなる→いろんな機能が低下してしまう など負の連鎖を引き起こしやすくなってしまいます。 痛みのない身体が心身ともに健康でいられる秘訣なので適度な運動を心がけましょう。

   

いつもご観覧ありがとうございます。 宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、健康管理教室walk on代表
健康運動指導士 の 平野太一です。 今回は生活習慣病について記載をしていきます。 生活習慣病というワードはよく聞くと思います。 ただどんな状態で、どのようなリスクがあるかまで理解している方は少ないと思います。 生活習慣病は、不健康な生活習慣が原因で発症する病気のことです。 例えば、高血圧、糖尿病、高脂血症などがあります。重症化してしまうと生活に支障をきたしてしまいます。

生活習慣病気の要因

は下記になります。

1. 不健康な食生活

高カロリーで栄養が偏った食事や、食事の摂取量の過剰などが要因です。 主に脂質(揚げ物や脂身の多い肉など)や糖質(麺、お米、パン)の摂り過ぎによるものが多いです。

2. 運動不足

運動不足は生活習慣病のリスクを高めます。適切な運動を行わないことで、肥満や代謝異常が引き起こされることがあります。

3. 喫煙

タバコに含まれる有害物質が心血管系や呼吸器系に悪影響を及ぼし、生活習慣病を引き起こすリスクを高めます。

4.ストレス

長期間にわたるストレスは、免疫機能の低下やホルモンバランスの崩れを引き起こし、生活習慣病の発症に関連することがあります。

5. 遺伝

遺伝的な要因も生活習慣病の発症に関与することがありますが、遺伝的な素因が不健康な生活習慣と組み合わさることでリスクが高まることがあります。

生活習慣病を予防

するためには、以下のような方法があります。

1. バランスの取れた食事

栄養バランスの良い食事を心がけましょう。野菜や果物、全粒穀物、健康的な脂肪、たんぱく質を適切に摂取することが重要です。 糖質と脂質は摂り過ぎないようにしてください。 ※↑かと言って摂取しないのも良くないです。

2. 適度な運動

日常的に運動を行い、体重を管理しましょう。有酸素運動や筋力トレーニングなど、様々な種類の運動を取り入れることが大切です。 運動については過去の記事にも書いてあります。

3. 喫煙やアルコールの制限

喫煙や過剰なアルコール摂取は生活習慣病のリスクを高めますので、できるだけ控えるか、止めるよう努めましょう。 少しずつ減らせていけるといいですね。

4. ストレス管理

ストレスをうまく管理することも重要です。リラックスする時間を作ったり、ストレス解消法を見つけることで、心身の健康を維持しましょう。

5. 定期健康診断

定期的な健康診断を受けることで、リスクの早期発見や対処が可能になります。

  まとめ

生活習慣病は日常の過ごし方で管理をしていくことが大切です。生活を変えるのは難しいことだとは思いますが、少しずつでいいので良い習慣を身につけていきましょう。

   

いつもご観覧ありがとうございます。

宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設 健康管理教室walk on代表 健康運動指導士 の 平野太一です。

今回は糖尿病について記載します。 糖尿病はよく耳にしますし、気にされている方も多いです。 ただどういった症状になってしまうかまで理解している方は少ないのではないでしょうか。

糖尿病について理解を深めて予防や改善に努めていきましょう。

【糖尿病とは】

血中の血糖値が通常よりも高くなり、その結果として身体に様々な問題を引き起こす慢性的な状態です。

インスリンの不足や体内でのインスリンの効果の低下によって引き起こされます。 糖尿病の種類にはタイプ1糖尿病、タイプ2糖尿病、および妊娠糖尿病があります。 糖尿病の原因は複雑で、タイプ1糖尿病では免疫系が自身のインスリン産生を攻撃し、インスリンの生産が低下します。 タイプ2糖尿病では、遺伝的素因や生活習慣(運動不足、肥満、不健康な食事)がリスク要因として関与します。 また、妊娠糖尿病は妊娠中に一時的に高血糖が起こる状態です。

【糖尿病の症状は】

糖尿病の症状には、多尿、頻尿、過度な飢餓感、体重減少、疲労感、視覚障害、皮膚のかゆみや発疹、感染症の増加などがあります。

また、糖尿病が進行すると、神経障害や循環障害、足の潰瘍などの合併症が現れることもあります。

【糖尿病を改善するためには】

1. 健康的な食事 バランスの取れた食事を摂取し、糖質や脂質の摂取を制限します。甘いものや揚げ物などは控えましょう。

2. 運動 定期的な運動を行うことで血糖値をコントロールし、体重を管理します。 ウォーキングや軽度の筋トレなどがおすすめです。 3. ストレス管理 ストレスで自律神経は乱れを起こします。そのようになると食を過度に取り入れてしまいます。ストレスを軽減するためにリラックス技術やストレス管理の方法を取り入れます。 4. 血糖モニタリング 定期的に血糖値をモニタリングし、適切な管理を行います。 これらの方法を組み合わせて、糖尿病の管理と改善を目指します。ただし、個々の状況に応じて医師の指示に従うことが重要です。

【糖尿病と運動の関係性】

糖尿病と運動の関係は重要です。 適度な運動は糖尿病の管理に非常に役立ちます。 運動によって筋肉が動くことで、血糖値を下げるために必要なグルコースが消費されます。 また、運動は体重管理にも役立ち、インスリンの効果を改善し、インスリン抵抗性を減少させる可能性があります。

ただし、運動を始める前に医師に相談し、糖尿病の状態や個々の健康状態に応じた適切な運動プランを立てることが重要です。運動を行う際には、血糖値のモニタリングや適切な食事、水分補給も重要です。過度の運動や血糖値の急激な変化を避けるために、計画的かつ適切な運動を行うことが大切です。

【まとめ】

糖尿病は遺伝でなりやすい場合もありますが、基本的には食生活や運動習慣を身につけることが予防や改善に繋がります。 健康診断などで指摘される前に日頃から食事管理や運動習慣を身につけていきましょう!

いつもご観覧ありがとうございます。 宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、健康管理教室walk on代表の平野太一です。 今回は外反母趾について記載させていただきます。   外反母趾という言葉はよく耳にするかと思いますが、特に女性に多い傾向があります。足の親指の付け根に変形が見られ、痛みを伴うことがあります。 気にされている方も多いと感じます。軽度なものが多いですが、放置すると重度化することもありますので、改善に取り組むことが重要です。 外反母趾は足の骨や関節の変形によって引き起こされ、足の痛みや運動制限をもたらすことがあります。遺伝的要因や適切な靴の選択、足の形や歩行パターンが影響を与えるとされています。 外反母趾の改善方法は以下の通りです。完全な改善は難しいかもしれませんが、多少の改善が期待できるはずです。ただし、個々の状況に合わせた適切な方法を選択することが重要です。  

適切な靴の選択:

足にフィットし、親指に余裕のある靴を選ぶことが大切です。つま先が狭すぎず、かかとが低すぎない靴が好ましいでしょう。

足のストレッチとエクササイズ:

特定の足の筋肉を強化し、柔軟性を向上させる運動が効果的です。適切なエクササイズを学ぶためには、医師や理学療法士に相談することが重要です。

アーチサポート:

靴の中にアーチサポートや専用のインソールを使用することで、足のアーチをサポートし、症状を和らげることができます。

体重管理:

適正な体重を維持することが大切です。過重の場合、足にかかる負担が増え、症状が悪化する可能性があります。 外反母趾の症状や進行具合によって最適なアプローチが異なるため、専門家に相談することをお勧めします。 まとめとして、外反母趾は放置すると歩行が困難になり、さらに健康問題を引き起こす可能性があります。早めのケアや改善が重要ですので、適切な対策を早めに行いましょう。
ご観覧ありがとうございます。 コアフェイストレーニング指導者の金刺凌司です。 私、金刺がコアフェイストレーニングの資格を取得しました。 今回は特別編で顔のしわ、たるみ予防・改善の基礎知識としてコラムを記載しました。 顔のたるみやシワといったお悩みを抱えてる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか? 特に新型コロナウイルスの影響でマスクを着用していたため そういったお悩みを抱えている方がとても多い印象です。 そういったお悩みの原因の多くは"顔の運動不足"によるところが大きい傾向にあります。 表情筋は左右合わせて約50個あるとされており、日本人の日常会話では約20%程度しか使えていないと言われており、 表情筋は使わないでいるとどんどん衰え、たれてきてしまいます。 しかし、顔の筋肉も身体と同じように鍛えることができます。 今回行うコアフェイストレーニングでは、 顔の中心軸を意識しながら左右バランスよく表情筋を使っていきます。 中心軸を意識する上で姿勢が非常に大切になってくるので正しい姿勢で行うように意識していただければと思います。 下記、私がコアフェイストレーニングを行う前に撮影したものとトレーニング後に撮影したものです。

①ビフォーアフターの違い

・目がしっかり開くようになった ・口角が上がってる ・血色が良くなり全体的にすっきり

②行ったトレーニング

・おでこや眉間にシワを作らないようにしながら目の筋肉を意識して、 目を大きく見開くトレーニング。 ・口角を引き上げ、顔を立体的にしていくトレーニング。 顔の筋肉はとても小さく、変化が起こりやすいという特徴があります。 続けていただくことで効果を実感できるものではありますが、 およそ1週間から1ヶ月程で何かしらの変化を実感できるかと思います。 顔全体を満遍なく動かして悩みの解決に繋げていきましょう。 お悩みなどある場合はお気軽にご相談ください。
ご覧いただきありがとうございます。 健康管理教室walk onの健康運動指導士、平野太一です。今回は、『夏バテの予防・対処法』についてお話しします。 前回の「暑い季節の健康な過ごし方」に続き、季節的な身体の問題に焦点を当てています。暑さへの対策が重要であることから、夏バテにもしっかりと向き合う必要があります。安易な考えではなく、暑さに対して真剣に取り組むことが必要です。

【夏バテとは】

夏バテとは、暑い夏の季節に体調が崩れる状態を指します。主な症状には、だるさ・倦怠感、食欲不振、頭痛、めまい、吐き気、汗のかき方の変化などがあります。これは、暑い環境下での過度の汗のかき方や体温調節の負担、水分や塩分の不足、疲労などが原因とされています。

【夏バテの予防・対処法】

  1. 十分な水分摂取: 暑い日はこまめに水分を摂り、脱水症状を防ぎましょう。水だけでなく、塩分やミネラルを含むスポーツドリンクや梅干しなども有効です。外出時には経口補水液OS1を持ち歩くことが重要です。
  2. 栄養バランスの摂取: バランスの取れた食事を心がけ、ビタミンやミネラルを含む野菜や果物を積極的に摂りましょう。食欲が低下しても、できる限り栄養素を摂るよう心がけます。
  3. 適切な休息: 疲労を溜めず、十分な睡眠を確保しましょう。昼寝も疲労回復に役立ちます。寝る前には軽いストレッチなどで身体をリラックスさせることも大切です。
  4. 適度な運動: 適度な運動は血液循環を促進し、体温調節を助けます。ただし、暑い時間帯や激しい運動は避け、涼しい場所で行うようにします。軽いストレッチなどでも効果的です。
  5. 温度調節: 屋外の暑さを避け、涼しい場所で過ごすことが大切です。室内ではクーラーや扇風機を利用して温度を調節しましょう。電気代の増加を心配するかもしれませんが、健康のために必要な措置です。
夏バテの症状が続く場合や重度の場合は、医師に相談することをお勧めします。 今年の暑い夏を健康的に乗り切るために、上記の予防法を実践してみてください。安易な考えを捨て、真剣に暑さに備えましょう。
ご覧いただきありがとうございます。 健康管理教室walk onの健康運動指導士、平野太一です。今回のコラムは、『暑い季節の健康な過ごし方』についてお話しします。 2022年の夏は非常に暑かった印象があります。毎年暑さが増しており、それに伴い体への負担も増大しています。したがって、暑さ対策はますます重要になっています。 7月が始まり、暑さがピークを迎える前に、暑さ対策を再確認しましょう。

【暑さによる熱中症、熱射病】

熱中症は、暑い環境での長時間の活動や熱の調節障害などによって引き起こされる健康問題です。体内の熱の蓄積や放出の不均衡により、体温が異常に上昇します。 熱中症の症状には、体温上昇、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、筋肉痙攣、倦怠感などがあります。重度の場合、意識障害やけいれん、循環不全なども発生します。熱中症は放置すると重篤な健康被害を引き起こす可能性があるため、早期の対処が不可欠です。 熱中症を甘く見てはいけません。ある有名な方が言われたように、「熱中症は重度になると後戻りしません。ゆで卵をいくら冷やしても生卵に戻らないように、熱中症も脳に障害を残します。」身体が強い、体力があるから大丈夫といった考えは危険です。

【暑さ対策】

健康な夏を過ごすためには、以下のポイントに留意することが重要です。

水分補給:

暑い日には特に水分補給が重要です。こまめに水分を摂り、脱水症状を予防しましょう。経口補水液OS1は効果的ですが、常備しておくことをおすすめします。 適切な食事: 栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。新鮮な野菜や果物を中心に摂取し、体温上昇を抑えるために軽食や冷たい食べ物を選びます。

適度な運動:

熱中症リスクの高い昼間の激しい運動は避け、涼しい時間帯に軽い運動を行いましょう。ウォーキングや水泳など、体を冷やしながら行える運動が適しています。

十分な休息:

暑い日は疲労が蓄積しやすいため、十分な睡眠を確保し、適度な休憩を取ることが大切です。 適切な服装: 通気性の良い服装や涼しい素材を選び、帽子やサングラス、日焼け止めを使用して紫外線から身を守ります。また、熱中症のリスクがある場合はマスクの使用に注意します。 室内の涼しい環境: 室内ではエアコンや扇風機を利用して涼しい環境を保つことが重要です。特に高齢者や体調の優れない人は冷房を十分に利用するようにします。

【まとめ】

熱中症は深刻な健康被害を引き起こす可能性があるため、対策を怠らずに取り組みましょう。また、無理な運動を避けつつも、適度な身体活動を心がけることも大切です。暑い季節でも健康的な生活を送るために、上記のポイントを意識して行動しましょう。
ご覧いただきありがとうございます。 健康管理教室 "Walk On" 健康運動指導士 平野太一 "Walk On"コラム第10弾では、『頭痛の原因と運動でできる対処法』 というテーマでお伝えします。 頭痛に悩む方は多く、特に梅雨の季節は頭痛が起こりやすいですね。私自身も時折頭痛に悩まされます。頭痛に対する対処法があれば心強いですよね。 私は医師ではありませんので、専門的なアドバイスをすることはできません。 頭痛は神経系や脳に関連する非常に複雑な問題であり、さまざまなタイプがあります。そのため、今回紹介する運動が全ての頭痛に効果があるわけではありません。万一の際は医師に相談してください。

【頭痛とは】

頭痛は、頭部や首の筋肉、血管、神経などが原因で起こる痛みを指します。一般的な頭痛の原因としては、次の要因が関与しています。

筋肉緊張型頭痛

特徴・原因:長時間のストレスや姿勢の悪さにより、首や頭部の筋肉が緊張して痛みを引き起こします。 特にデスクワークが多い人によく見られます。 改善策:正しい姿勢を保つことが重要です。 また、首や肩の緊張をほぐすためにストレッチや呼吸法を行います。

片頭痛

特徴・原因:片頭部に強い脈動性の痛みが現れるタイプで、神経の過敏性や血管の拡張が原因とされます。 光や音に敏感になることがあります。 改善策:運動は血管の拡張を促すため、 片頭痛の場合は適度な運動を控える方が良いでしょう。 また、呼吸法を行って自律神経を整えることが有効です。

緊張型頭痛

特徴・原因:長時間のストレスや不良な姿勢によって頭部全体を圧迫するような鈍痛や締め付けられるような痛みが生じます。 改善策:正しい姿勢の維持とストレッチ、呼吸法を行うことで改善が見込まれます。

物質過敏性頭痛

特徴・原因:特定の食品や飲み物、化学物質に対して過敏な反応を示し、頭痛を引き起こします。 個々の体質やアレルギーに関連します。 改善策:特定の物質を摂取しないように注意することが必要です。

群発頭痛

特徴・原因:突然の激しい頭痛が短期間で繰り返し現れる特徴的な頭痛で、 片側の目や鼻の周囲にも痛みが生じることがあります。 改善策:個々の症状によって異なりますので、 医師と相談して適切な治療を受けることが重要です。

【まとめ】

頭痛の治療方法は、原因やタイプによって異なります。軽度の頭痛には、休息やストレス軽減、適切な姿勢の維持、適度な運動、十分な睡眠などが有効です。重度の頭痛や慢性的な痛みには、医師の診断と適切な治療が必要です。自分の症状に合った対処法を見つけるためにも、普段の生活や痛みのタイミングなどを振り返ってみてください。
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