ご覧いただきありがとうございます。 健康管理教室 "Walk On" 健康運動指導士 平野太一 "Walk On"コラム第10弾では、『頭痛の原因と運動でできる対処法』 というテーマでお伝えします。 頭痛に悩む方は多く、特に梅雨の季節は頭痛が起こりやすいですね。私自身も時折頭痛に悩まされます。頭痛に対する対処法があれば心強いですよね。 私は医師ではありませんので、専門的なアドバイスをすることはできません。 頭痛は神経系や脳に関連する非常に複雑な問題であり、さまざまなタイプがあります。そのため、今回紹介する運動が全ての頭痛に効果があるわけではありません。万一の際は医師に相談してください。

【頭痛とは】

頭痛は、頭部や首の筋肉、血管、神経などが原因で起こる痛みを指します。一般的な頭痛の原因としては、次の要因が関与しています。

筋肉緊張型頭痛

特徴・原因:長時間のストレスや姿勢の悪さにより、首や頭部の筋肉が緊張して痛みを引き起こします。 特にデスクワークが多い人によく見られます。 改善策:正しい姿勢を保つことが重要です。 また、首や肩の緊張をほぐすためにストレッチや呼吸法を行います。

片頭痛

特徴・原因:片頭部に強い脈動性の痛みが現れるタイプで、神経の過敏性や血管の拡張が原因とされます。 光や音に敏感になることがあります。 改善策:運動は血管の拡張を促すため、 片頭痛の場合は適度な運動を控える方が良いでしょう。 また、呼吸法を行って自律神経を整えることが有効です。

緊張型頭痛

特徴・原因:長時間のストレスや不良な姿勢によって頭部全体を圧迫するような鈍痛や締め付けられるような痛みが生じます。 改善策:正しい姿勢の維持とストレッチ、呼吸法を行うことで改善が見込まれます。

物質過敏性頭痛

特徴・原因:特定の食品や飲み物、化学物質に対して過敏な反応を示し、頭痛を引き起こします。 個々の体質やアレルギーに関連します。 改善策:特定の物質を摂取しないように注意することが必要です。

群発頭痛

特徴・原因:突然の激しい頭痛が短期間で繰り返し現れる特徴的な頭痛で、 片側の目や鼻の周囲にも痛みが生じることがあります。 改善策:個々の症状によって異なりますので、 医師と相談して適切な治療を受けることが重要です。

【まとめ】

頭痛の治療方法は、原因やタイプによって異なります。軽度の頭痛には、休息やストレス軽減、適切な姿勢の維持、適度な運動、十分な睡眠などが有効です。重度の頭痛や慢性的な痛みには、医師の診断と適切な治療が必要です。自分の症状に合った対処法を見つけるためにも、普段の生活や痛みのタイミングなどを振り返ってみてください。
 

健康管理教室 Walk On 健康運動指導士 平野太一

2023年4月16日(日)

日本医師会館にて開催された健康スポーツ医と運動指導者の多職種連携推進講演会 に参加させていただきました。 講義を受講し、健康スポーツ医と運動指導者が連携を図る重要性や 今後の施策について学びました。  

この経験を通じて、

運動指導者の社会的な役割がより明確になり、大変嬉しく思います。 健康運動指導士とは、生活習慣病の予防や健康水準の維持・向上を担う専門家です。 医師からの運動処方箋を理解し、医療・保健・栄養の各分野と連携しながら、 個々の心身状態に応じた運動プログラムの作成や指導を行います。 私はこれまで、フィットネスジムのトレーナーや 小規模な運動施設で指導を行ってきましたが、 医師からの運動処方箋を受け取った経験はありませんでした。 高血圧や糖尿病などの患者に対しても、 医師の指示に基づいて指導を行うことはありませんでした。 医師との連携を図ることで、医師の視点からのアプローチを理解し、 より安全で効果的な運動指導が可能になると感じています。   医師との連携を強化するために、健康スポーツ医学 実践ガイドが日本医師会から発行されました。 これにより、現場で必要な知識や情報を取得し、より良いサービスを提供できるよう努めています。 健康管理教室 walk onを設立したのは、宇都宮市の健康寿命延伸化を目指し、 より多くの人々が健康な生活を送れるようにするためです。医療機関との連携を強化することで、 多くの人々の健康寿命を延ばすことができると信じています。  

私自身も知識の向上と運動施設の成果を積み重ね、

より安心して医療機関と連携できるよう努めてまいります。

健康運動指導士 平野太一

ご覧いただきありがとうございます。 健康管理教室walk onの健康運動指導士、平野太一です。   walk onコラム第7弾「簡単な疲れの取り方」について記載します。   4月は新たな環境への移行や年度末の疲れが残る時期であり、心身ともに疲れやすい月です。 今年の3月や4月は気温や気圧の変化が大きかったため、体が疲れやすくなっていることでしょう。 疲労は徐々に蓄積していくものですので、4月末や5月には一気に疲労が出現することがあります。 ですから、今のうちに溜まっている疲れを取り除いて、ゴールデンウィークまでに体調を整えましょう!  

【疲労の考え方】

社団法人日本疲労学会は以下のように定義しています。 過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じる不快感と休養の願望を伴う身体活動能力の減退状態 疲労感は人それぞれ異なります。少しの活動でも疲れを感じる人もいれば、たくさん働いても疲れを感じない人もいます。 一般的に、「体力があるから疲れない」「気持ちが強いから疲れない」と考えられることがありますが、実際には疲労しにくい人は生活を工夫しています。 大谷翔平選手のように、厳しいスケジュールや外部からのプレッシャーにも関わらず、疲労を最小限に抑えるための努力をしています。  

【体調を整える三原則】

健康の三原則とも言われる以下の項目が、疲れを取るために重要です。 ①栄養:五大栄養素をバランスよく摂取することが重要です。 ポイントは、 ・腹7分目に抑えること ・悪い油を控えること ・食物繊維を摂取することです。 ②休養:睡眠時間を確保し、良質な睡眠を取ることが大切です。 何も考えずにリラックスする時間を作る。 生活リズムを整えることも重要です。 ③運動:適度な運動やストレッチを毎日行いましょう。運動の内容や強度は、自分に合った無理のない程度にしましょう。 これらの内容を取り入れることで、疲労しにくい身体を手に入れることができます。 自分にできそうなことから少しずつ取り組んでみてください。
ご覧いただきありがとうございます。 健康管理教室walk onの健康運動指導士、平野太一です。 walk onコラム第6弾では、「楽な運動方法」についてお話しします。 どうせなら"楽"に運動したいですよね。笑 できる限り楽な方法をご紹介しますが、運動を行わなければ効果はありませんので、期待しすぎないようにしてください。笑 お客様からは、"楽な運動はないですか?"や"どの運動をどのくらいやればいいですか?"という質問をよくいただきます。とても前向きで素晴らしい質問ですね。 運動の強度設定は非常に重要です。 熱心に運動しすぎて痛みが出てしまったり、負荷をかけすぎて続かなくなってしまったりすることがあります。 運動の負荷を正しく理解し、長期間続けられる程度で、そして"楽"な方法で行うことが大切です。 まずは、運動のメリットを理解してください。"なぜ運動をするのか"という根本的な理由を理解していないと、継続することは難しいでしょう。

【運動強度】

楽な運動の強度は、"楽"と感じる強度で十分です。 以上です。笑 ざっくりしていますが、これが重要です。 楽な運動強度とは、例えば『デパートで買い物がてら普段よりも多く歩く』『ご家族や友人と話しながら散歩する』など、それぞれが"これなら楽にできる"と感じるレベルです。運動を運動と感じずに"ながら運動"を行うことも大丈夫です。それでも運動として十分な効果が期待できます。 走る必要も汗をかく必要もありません。 逆に、キツイと感じる運動強度の設定が良いという科学的な根拠はありません。 運動の内容は好きなものを選んでください。走るのが好きなら走り、好きな運動がないなら歩くことでも十分です。

【運動頻度】

運動頻度は多い方が良いです。強度は低くても構いません。 例えば、1週間で60分歩くなら、 1日10分を6日続けて1日休むよりも、1日30分を2日続けて1日休む方が身体への負担が少なくなります。 "ちょこちょこと毎日続ける"ことを意識しましょう。スケジュール的に難しい場合や性格上、一度にまとめて運動する方が合っている場合もあります。

【まとめ】

"楽"と感じる運動を楽しんで、走らなくても、汗をかかなくてもいい運動を頻繁に行ってみてください。そして、継続することが最も重要です!! 楽な運動でも、定期的に行うことで健康への効果は期待できます。
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